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第16回野辺山 途中下車の旅 その参(結)

折返し地点の北相木村役場に到着。時刻は10時41分。

【59k 北相木】予定:6時間04分00秒 実測:5時間41分21秒 (貯金:22分39秒)

最初の行動は、リタイアバス発車時刻の確認。11時が始発だった。
そういえば、寒気と頭痛でどん底状態だった去年は、11時6分頃に到着して、次の13時のバスまで待つのが嫌で、仕方なくレースを続行したのだった。

今年はバスに間に合っちゃったぞ…。これもリベンジと呼ぶのだろうか。(←全然笑えない…)

とりあえず、辺りを見回すと、EnjoyLifeさんを発見。小海で併走してたときに、「ゴールで握手しましょう」って言ってもらったんだけど、自分のローカルルールで、ここが終点になりそうな気配。(2ペナ?)
「すみませ~ん。約束守れそうもありませ~ん」とペコリ。

それでもしばらくは、エイドで補給活動を継続。でも、相変わらずレースレベルまでテンション上がらず、「気持ちの低体温症」って感じ。こんなの初めて。

もう続行はあり得ないと確信したので、自分には無用の長物となってしまったVespaを餞別に、EnjoyLifeさんの出発を見送った。この時点では、10時間20分くらいでゴールできるのでは?と思ってた。

そして、ついに、自分の時計の停止ボタンを押した。

さて、一人になったので、なんのためらいもなくリタイアを宣言し、スタッフに胸のゼッケンを渡した。「発車時刻になったら、この辺りに来てください」と言われ、それまで、休憩所の中のトイレに寄ったり(←スタート後、初めて)、つまみ食いやストレッチで時間を潰した。

やがて、K津さんが到着した。手を振ると、「ぎっぺさんと店長も、すぐ後から来ます」とのこと。「店長は、あの脚の状態でも、やっぱスゲ~わ!」と興奮気味。

自分はここで終わりにすることを伝えて、やはり形見分けなどを…。

そのうち、ぎっぺさんも到着。「ここで終わりにしました」と伝えても、なかなか信じてもらえず、「今からなら、歩いたって11時間台でゴールできるから一緒に行こう」と励ましてもらっちゃった。どうもすみません。今日は本当に気持ちが沈んでるんです。ごめんなさい。

少し遅れて、店長が到着。一目で、脚ヤバそう…。(←自分より、こっちの方のほうが中断すべきだと思ってたんですけどね)

ちょうどその頃、バス(というか、ワゴン車)が出るというので乗車。乗客は自分ひとりだけ。
11時10分頃、北相木を出発した。

【野辺山ゴール地点】

バスの中で考えてたこと。「あ、馬越峠で写真撮ってもらえなかった…」。ASのFさん、すみませんでした。また機会があったらお願いします。

さて、午前中にゴール地点に着くと、まだミニレースをやっていて、ウルトラマラソンの雰囲気は全くなし。RCチップは返したが、ストラップの交換もないし(…要らないけど)、デポした荷物も戻ってないし、トップ選手も当分ゴールしないから、風呂へのシャトルバスも当分ない。

自分の車に戻って、とりあえず着替えだけして、ラップを見ながら記録表などを作成する。
車内は暑いけど、窓を開けると風が涼しい。

正午過ぎに、日頃から応援してくれてた友人などに報告メールを出した。すぐに返信が来た。レース中に、こういう応援してくれてる仲間のことを思い出してたら、もう少し粘れたのかしら、とも思ったけど、今回は、葛藤も何もなかったから、結果は同じだったような気がする。

肉体的なダメージは全くないので、「今夜の運転と明日の出勤は、全然問題ないな~」なんてことを考えてた。

【馬越峠中間エイド】

ゴールで迎えてもらうはずだった三人娘さん達に連絡を取って、リタイアを伝えた。現在、川又分岐付近で応援中だと言う。あとで合流することにして、滝見経由で76Kエイドへ向かった。
ランナーではない立場で野辺山のレースを眺めるのは初めてだった。滝見の湯へ続く道は、ほとんど歩いているランナーで溢れていた。

滝見の湯の裏側から立原高原を抜け、76kエイドの脇に到着。13:20頃。ここを通過するランナーは、まだポツリポツリという感じ。北相木で別れたメンバーの応援をしたかったのだが、少し遅かったようだ。

しばらくストレッチをしながら待っていたが、ほとんどランナーが来ないので、様子を見に坂を下り始めた。200mほど下った辺りで、誰かが手を振っているのに気が付いた。

弐号だ!あれ、ずいぶん速いじゃん…。予定よりも1時間アドバンテージがあるという。途中で店長に遭遇して、自分のリタイアを知らされたらしい。
 「ゴールで待ってる!」と伝えて、背中を見送った。

76 (13:46)

その後、三人娘さん達と合流し、パンやケーキを頂きながら、誰か知り合いが来ないか待ってたが、なかなか来ない。今回はランナーズアップデートがサービス停止しているので、目撃情報以外に手がかりがない。

それでも、このポイントで何人かの勇姿は確認できたので良かった。皆さん、笑顔を見せる程度には余裕が残っていた。大勢の知り合いに、「え!うさ吉さん、止めちゃったの?!」と驚かれた…。面目ない。この時間なら、諦めなければ間違いなく完走できるよ。(あ~耳が痛い…)

【90k~96k区間】

15時前に、自分だけ馬越を離れ、90k以降の登り坂へ向かった。
農耕車の後ろに付いて、ゆっくり坂を登っていく。窓を開けているが、抜き去るランナーに「頑張れ」とは声をかけられない。ここまでたどり着くのに、もう充分に頑張って来たことは、自分もよく承知してるから。

91k辺りだったか、ちゃんと走って登っている弐号の背中を発見。軽くクラクションを3回鳴らして抜き去った。バックミラーを見ると、右手を挙げて応えていた。

93kのエイドを過ぎ、94k付近の広い空き地でしばらく待機。
目の前を通過していくランナーたちに、「お疲れ様!」「あと少し!」と声援を送る。

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やがて弐号の姿が遠くに見えた。カメラを向けて、「残り40分ちょっとの我慢だ!辛抱しろ!」と激を飛ばす。( 「お前に言われる筋合いはない!」と反論されたら返す言葉がなかったのだが、相手も弱っていたのでそこまで頭が回らなかったようだった coldsweats01

本人は、「き、きつい…」と呻いているものの、まだ脚は辛うじて止まってない。(…ように見えたが、自分の見てないところでは、結構歩いてたらしい)

北相木お別れ組の動向が気になっていたので、そのまま先を急いだ。弐号の前方数キロのところで、K津さんを捕捉。クラクション鳴らして車内で手を振っただけだけど、気が付いてもらったみたい。

その先、アップダウンを通過して、最終エイドへ左折する箇所の直前で、ぎっぺさんに追いついた。追い越しざまに大声でエールを送って、自分はゴール地点へ向かった。

【ゴール地点】

自分のデポ袋を受け取り、ゴールするランナーに声援を送っていた。11時間前後のタイミングだった。本当なら、向こう側にいたかったんだけどな、という気持ちは全く湧いてこなかった。

序盤、自分の近くにいた見覚えのあるランナーが次々とゴールしてきた。11時間10分経過後、なかなか知り合いが来ないので、サンダルをつっかけてゴールから逆走し始めた。

すると、踏切を渡ってくるぎっぺさんを発見。

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まだまだ元気そうだった。

ゴールを目指すランナーに声援と拍手を送りながら、そのまま逆走と応援を繰り返した。

「お疲れ様~!あと600m~!」とか叫びながら走っていくと、ここでEnjoyLifeさんに再会した。アクシデントに見舞われて、かなり辛い道中だったようですが、鋼鉄の精神力で完走されました。おめでとうございました。

さらに走り続け、1.5k手前の曲がり角でしばらく応援。時々さっちゃんと電話連絡しながら、身柄を確保されたU井さんとお話したり、「弐号はまだ現れず」といった情報交換を続ける。

やがて、K津さん発見!かなり疲弊している模様。メール着信に気をとられ、カメラ間に合わず…。

さらに2k地点あたりまで逆走して応援を続けていると、ついに弐号登場。

985 (レイア姫とハン・ソロの図。カメラの時計が狂ってた…)

かなり前から、初完走を目指す同志で励ましあって来たと言う。

「うちの嫁がお世話になりました」と挨拶して、そこから先は、道路の反対側を先回りしてはカメラ小僧と化した。

997 999 (超ド級のピンボケ…)

最後の直線だ!激走するレイア姫とハン・ソロ。

999b (行け行け飛雄馬、ドンと行け♪)

弐号は11時間54分というタイムで、100k初完走を果たした。こうして、星の郷での戦い(スターウォーズ)は無事に終わった。

(自分は終わらなかったけど…)

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コメント

改めまして、野辺山お疲れ様でした。
やっぱり、こういう長いレースって気持ちや体調を最後まで維持することが難しいですよね。
その点、弐号さんは完璧なレースでしたね。ほんとに凄いです。
来年こそは、サブ10.5目指して頑張りましょう。

概して、女子はウルトラに向いてますよね。一定ペースで淡々と走りますものねぇ。

私、今回がこんなことになってるので、とりあえずは10時間45分くらいで記録を残しておきたいところなんですが、でも、「サブ10.5」ってのが、意外と手の届くところにあるような気がしました。

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