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2010信越五岳110km(番外編)

通過タイムのまとめやら、雑感、説教部屋やら…。

[実績表]

ほぼ自分のシミュレーション通りだった。

関川沿いを走りぬけたことと、瑪瑙山への登りの頑張りが目立った。偉いぞ!

Photo

[ペーサー制度について]
 今回、初めてペーサーとして参加した。適切なパートナーとチームが組めれば、選手にとっては確実に有効な制度だと思う。
だが、自分が選手で出場する際には、ペーサー制度を利用することは絶対にない。
理由は単純。それは、選手本人の実力だけではなく、チームの成績として扱うのが妥当だと考えるからだ。
苦しくなってからの葛藤、痙攣する身体、折れそうな気持ち、それらを如何に克服するかを全て含めて、その選手の実力(競技力)なのだと自分は考える。
 単独で走りきった選手と、チームで走った選手が同タイムだった場合、どちらの選手の実力が上かと問われたら、迷わずに単独走行選手の名前を挙げるのは自然のことだろう。
 ペースメイクとメンタルコントロール。どちらもランナーにとって非常に重要なファクターだ。これを他者に委ねてしまうと、自分の実力以上の結果が出てしまう。自分は、それを潔しとしない。「弱い自分」も、自分にとっては重要なアイデンティティのひとつなのだ。
(ペーサー制度自体を否定するものではないので、誤解なきようお願いします)

[競技者、サポーターの矜持]
 今回のレースは、スポーツであり、競技(コンペティション)である。
再三主張しているのだが、競技というものは、参加者全員が、競技ルールを遵守することが大前提である。
同じ条件の下で、純粋に競技者としての実力を競うべきものなのである。
とくに、今回のような耐久系レースにおいては、サポートの有無がレース結果に重大な影響を及ぼす。
今回のレースで認められていたのは、2A,4A,5A,8Aの4箇所のアシスタントポイントのみ。これが、選手をサポートできる唯一の地点なのだ。
アシスタントポイントが決められている以上、上記4箇所以外で特定の選手のサポートを行うことは、明らかに競技ルールに反する行為である。また、それを要求する選手自身も、もはや競技者と呼ぶには相応しくない。
 「正直者が馬鹿を見る」という事態は、公正な競技を行う上で、決してあってはならないことなのだ。関係者の顔に泥を塗ることになるのだということを自覚し、常識と良心と自浄機能が備わることを願って止まない。(それにしても、この人達の周囲には、分別のある大人が一人もいないのだろうか…)

[己を知るということ]
 定員500名が数日で埋まってしまう人気レースである。
だが、「110kmのトレイルを22時間以内に走る自信がある」とするその根拠は、一体何だろうか。
別の耐久系レースでの実績、ミドルのトレイルレースの実績、あるいは、ウルトラマラソンやフルマラソンの成績、など。
大半の選手は、然るべき根拠があり、ある程度のレベルのトレーニングを積んで臨んでいるのだと思う。
だが、なかには、独りよがりの思い込みで、圧倒的な実力不足のまま参加してしまう出場者も存在すると予想される。
 大きな事故につながらなかったのは、ただの結果に過ぎない。
トレイルランニングという分野が、商業主義に主導されている事実は否めないし、メーカーやメディアも、市場を拡大すること最優先で扇情する。全くスポーツとは無縁だった者や、ミーハーチックな人間の占める割合も高い。ブログやイベントを通じて、運動能力の高いアスリートと親しくなれる機会も多い。
 だが、物事には段階が必要だ。
初級者が、いきなり110kmを走るという選択肢はありえない。まずは体力を整え、徐々に長い距離へとステップアップしていくことが、賢い選択だと信じている。
 運営スタッフの不安や負担、費用、気苦労を考えると、出場にあたっての基準を設けることも将来的には必要かも知れない。
「やりたい」と「やれる」とは、全く別の次元のお話しなのだ。それを近づけるには、日々の鍛錬しかない。

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コメント

信越5岳に参加した清宮といいます。はじめまして。
小動物が時折直前を横切る夜のトレイルを一人黙々と走り、歩いた記憶が何度もよみがえります。風忍うさ吉さんがおっしゃるように、弱さを含む全てを背乗ってこそのレースではないかと私も思います。

それに出場にあたっての制限を設けることは私も必要と感じています。たとえばレースコースの10kmも走れない人のせいで十分に鍛錬した人がレースに参加できないという状況は排除してほしいです。

いつかお会いできますように。おやすみなさい。

清宮様、はじめまして。
やはり、110kmのトレイルレースを全うするには、それなりの覚悟が必要なのだろうと思います。
充分な準備と鍛錬を積んだ方にこそ、その成果を発揮して欲しかったと思わずにはいられません。

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