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SFMT2011行動記録(3)

黒姫エイドへの到着時、どうやらちょうど選手の切れ目だったらしい。

そこへ自分が飛び込んで来たものだから、予想外の大声援で迎えられて、ちょっとびっくりした。

でも、エイドには立ち寄らずに、まず、弐号の姿を探す。
奥のエリアで、すぐに発見。隣には、U井さん夫妻の姿もあった。
腰(の症状)が出たから、多分ここで終わることになる旨を告げ、とりあえず小休止。
葡萄や梨を摘みながら、斑尾で蜂に刺されたこと、今でも痛みが激しいことを説明し、まずは救護所へ向かう。

蜂に刺されてからは、ずっと激痛が続いていた。それも、ほぼ呼吸と同じタイミングで断続的に。
自分的には、針が刺さったままなのではないかと思っており、蜜蜂だったら針を抜かなくちゃ、などと乏しい知識で想像しながら走っていた。
救護所の医療スタッフに状況を説明し、ザムストの着圧ストッキングを下ろして患部を見せた。
ポイズンリムーバーで処置してもらいながら、問診を受ける。
「刺されたのは何分前くらいですか?」
「たぶん、6時間以上前です」
…どうやら呆れられたようだ。

人によって体質が違うので、スズメバチでなければ大丈夫というわけではないらしい。同じ蜂に刺されて大丈夫な人もいれば、ダメな人もいるとのこと。
「今まで刺されたことありますか?」と尋ねられる。
大人になってからは記憶にないが、子供の頃は、数回刺されてるような気がする。(庭の地蜂の巣に煙幕花火を突っ込んで、麻酔で眠らせて巣を掘り出す、なんてことして遊んでた覚えがあるもの)
「アナフィラキシーショック」がどうしたこうしたという説明をされるが、最終的に、「これだけ時間が経ってるから大丈夫だろう。でも、次に刺されたら、かなり腫れると思ったほうがよい」というような主旨だった。それにしても、初めて体験したポイズンリムーバは、ものすごく痛かった。処置後のほうが痛みが増して、泣きそうだった。
 「レースの続行は、あまり勧められない」とは言われたものの、それほど深刻に受け止めなければならない口調ではなかった(と判断した)
 「リタイアの手続きしますか?」と尋ねられたが、「もうしばらく様子をみて、また来ます」と伝えて、アシスタントポイントに戻った。

蜂はともかくとして、腰の痛みが引いたわけではないので、クロノグラフの計測を停止した。
弐号やU井さんたちに、「顔色が悪い」「真っ青だ」という指摘を頂き、普段、そういうことを言われたことがないので、ちょっとトキメイタりもした。(←馬鹿?)

しばらく椅子に座って水分を補給したり、塩煎餅を食べたり、プルーンや葡萄やレモンなどをかじりながら身体を休めていた。

刺された脹脛が、どんどん固く赤く腫れ上がって来た。「うんうん、蜂に刺されるって、こうなるんだよね!」ノスタルジーに浸るには、ちょっと代償が大きすぎたけど…。

そのうち、U敷さんがエイドに到着したのが見えた。自分は椅子に座ったままで、軽く手を振って見送った。

そのあとしばらく、知り合いが来ない。まだ13時前なのだが、風が涼しく、汗も冷えてきた。
救護所を通してスタッフを呼んでもらい、ゼッケンを返して正式にリタイア手続きをした。

ゴール地点用の着替えは弐号の車に積んであったので、その場でバスタオルを巻いて着替える。
もう、どこから見ても選手には見えない。

その後も、知り合いが到着すると、弐号たちは元気に声援を送っていたが、自分は椅子に座ったまま、静かに傍観していた。

やがて、M浦さんも到着したようだ。近くの仮設トイレに向かって歩いてきたけど、たぶん、自分には気づかなかっただろうな。

13時半を回った頃、U山さんが到着。朝練繋がりの中島センセーも、まだまだ元気そうだった。
最後にH井さんの到着を確認して、その場を撤収した。

U井さん夫妻と「たかさわ」で蕎麦を食べ、自分と弐号は、ドロップバッグの回収に、乙見湖へ。
狭いワインディングロードを、県外ナンバーの車がセンターを越えてぶっ飛ばしてくる。戸隠へ応援に移動するのだろうが、安全運転でお願いしたいものだ。

乙見湖の駐車場に着くと、ボランティアペーサー登録のH山さんに遭遇。
駐車場からの階段を冷や汗かきながらゆっくり降りて、自分のドロップバッグを受取った。
通過選手の一覧表が張り出されていた。
U敷さんもM浦さんも通過したあとだった。M浦さん、頑張ってる。スタート前に、「充分に練習してんだから、15時間半くらいで行っても不思議はないよ」と言っておいたのだが、かなり期待できそうだった。

時刻はそろそろ15時半くらい。一昨年に到着したときより1時間くらい遅いだけなのだが、「なんだか、人が少なくて寂しいよね…」とH山さんと話した。

さて、選手はまだ全員レース続行中の時間なのだが、自分たちには、翌日のロードレースが控えている。

自分は当初、「22時前にはゴールして、23時には自宅で風呂入って、翌日の10kmロードレースで60分かけて身体をほぐす」、という目論見だったのだが、とんでもない。明らかにDNSだ。

だが、弐号にとっては、久しぶりのレースだ。夏の間、週1回程度しか走っていないから、このレースをきっかけに練習再開して欲しい。今朝も2時半起床で睡眠不足だ。

そんなわけで、自宅へ直帰。

半分しか走ってないけど、それなりに疲れた。去年の冬以降の練習量からすれば、このくらいが分相応だったのかな、と思った。

-終わり

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コメント

先日はお疲れ様でした。
毎回ながら臨場感溢れる文面にゾクゾクします。

…って、そうだったんですね。1Aをもの凄いスピードで通過したうさ吉さん情報を受けていただけに…そして、文章がリアルな分だけ何かショックを受けてしまいます…
あの状態で出場しただけでも凄いと思いますが…内容も凄い。また背中を追って走らせて下さい。
私の方は90km地点で無念の嘔吐モード、大幅失速でしたがそうでなくとも15時間半にはやはり遠く及ばなかったと思います。

それと…何箇所にもわたる奥様の応援に本当に励まされました!宜しくお伝え下さい。あの眩しい笑顔は何よりのベスパでした。

M浦さん、お疲れ様でした。
噂には聞いてましたが、すっかりご立派になられて!
ガチンコ勝負をすると、たぶん負けると思うので、来年の野辺山あたりまで執行猶予をお願いします。
さあ、今夜から大リーグボール養成ギブスを付けて寝るぞ~!(←寝るんかい!)

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