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第1回神戸マラソン

第1回開催でもあるし、忘れないうちにちょこっと記憶を辿ってみた。

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<前日>
特急しなの→新幹線と乗り継いで、5時間ほどで三ノ宮へ到着。
雨は、夕方までには上がったが、日中の強風で、受付会場の屋外イベントが中止になっていた。
長野との気温差が8℃くらいあり、移動から受付会場往復だけで、汗びっしょり。シャツを3回着替えた。
レース当日の雨は心配なさそうだが、7~10mの強風になる予報。余計な神経は使いたくないので、キャップは被らないことに決めた。
雨を想定していたので、サングラスは持って来ていない。(電車移動のため、荷物をかなり制限した)
足首の腫れと痛みが心配なので、現地の医者に飛び込み、痛み止めを処方してもらった。
足首の負担軽減のため、自宅を出る間際に柔らかいインソールに交換してきた。

夜。O田さんと連絡を取り合い、合流後、神戸牛ステーキの専門店へ。お値段も素晴らしい!
ボジョレーヌーボの赤で乾杯し、中ジョッキをお代わりしながら追加でレアステーキも注文。
美味しゅうございました。どうもご馳走様でした♪
(普段、真剣レースの前日には飲まないのだが、今回は練習目的なので、かなりリラックスしていた)

<当日>
スタートとゴール地点が離れているので、手荷物を預けなければならない。スタートブロックへの誘導も1時間以上前から始まるので、早々に荷物を預け、ペットボトルとエネルギーゼリーを手に持って、トイレに並んだり、軽くアップをしたり。
気温は高いが、強風に備え ビニールポンチョをずっと被ったまま、先頭から60mくらい後ろに整列。
しかし、スタートブロックに1時間も並んでいたので、筋肉がすっかり冷え切ってしまった。

9時スタート。ロスは16秒。気温はすでに18℃くらいあったようだ。
しばらくはウォーミングアップを兼ねて、ビニールを被ったまま様子見で走る。
ビル風は、さほど気にならない。街中を直角に曲がるコースが多いが、事前に矢印でカーブの方向を表す案内板が出ていたのは親切な試みだった。
1km地点でラップを確認すると、4'44。このペースで行くことに決めたが、その後、しばらく距離表示を見つけられなかった。

ビルの切れ間から直射日光が当たると、いきなり暑い。ポンチョを脱いで、右手に持って走っていると、歩道奥のゴミ箱を背にしたスタッフさんを発見。
ペースダウンして路肩に寄って、「すみませ~ん。これ、そこに捨ててもらえます?」と聞くと、快諾してくれた。

ゲストの鈴木博美さんに追いついて、チラッと会話を交わし、5km地点で、ようやく距離表示を見つけた。

【5km地点】 22'53(@4'35)

01_ironman28

今日の予定は4'50ペースなのだが、暗算しやすいように、「5Km24分」を目安にしていた。
その予定よりも1分くらい速い。
「もうちょっとペース落としてもいいか…」と思いつつ、鬼太郎ランナーと前後しながら進んだ。
ほかにも、ピカチューやら、牛やら、阪神鳥谷、タイガーマスクやらを従え、西に向かって走る。
往路は向い風になるのだが、陽射しがある分、気になるほどではない。復路で風に苦しむよりは、断然良い。
時々、長身選手を風除けにしたこともあったが、それほど長い区間ではなかったと思う。

次の給水所が早くも待ち遠しい。
足首は、かっちりとテーピングでサポートして来たこともあり、全く違和感がない。それだけで嬉しい。

【10km地点】22'52(@4'34)  45'45

10km通過後の最初の給水所で、ウエストポーチのピットインリキッドを補給した。
結局、ペースをキープしたまま10km通過してしまった。
自分の体感としては余力充分なのだが、いかんせん、42kmの長丁場である。本来なら、まだ30km距離走程度に留めておくのが妥当な練習段階であるので、この辺りから積極的にペースを抑えて行く。

事前のコースイメージは、「ほとんどフラットで、35kmまでは難関なし」というものだったが、実際のところは、小刻みなアップダウンが何回かあったり、薄ら登りがダラダラ続いたり、という区間もあり、意外にバラエティに富んでいるという印象だった。

クォーターマラソンのゴール地点を過ぎた。
須磨を過ぎると海岸沿いのコースに入り、暑さが増してきた。気分転換に、海に浮かぶ小船の旗などを眺めたりしながら、淡々と走り続ける。
やがて、反対車線を、広報車に続いて、先導のパトカーが進んできた。

【15km地点】23'31(@4'42)  

上手にペースを抑えることが出来たようだ。こんな調子で余裕をもって行こう。
(14km表示の距離が短く、15km表示が長かったような…。合計すると、それなりだけど)

先頭ランナーの姿が見えてきた。独走だった。早稲田の白いユニフォームを来た長身の選手。…あ、中山Jr.じゃん。

遠くに明石海峡大橋が見え始めた。あの手前が折り返し地点だ。でも、中間点よりもずっと前、18km手前で折り返すから、そこから先も、まだまだ長い。

向い風が強くなって来た。前を走る女性ランナーの帽子が、強風ですっ飛ばされて行った。(…Gone With The Wind)

右に左にコーナーを曲がるにつれて、だんだん沿道の応援が賑やかになり始め、折り返し地点の舞子公園に近づいた。
ここでもイベントをやっているらしい。(実は、こちらも強風で中止になっていたとのこと)
凄い声援を受けて、元気をもらった。長野マラソンのMウェーブの応援を増幅したみたいな感じ。

カメラマンさんに右手を挙げて応えながら、折り返し。

02_turn 03_akashi

「給水所、まだかな?」レース中、ずっとこればかり考えていた。

【20km地点】23'13(@4'39)

「たこ飯」の私設エイドがあったのは、この辺りだっただろうか?かなり魅かれるものはあったのだが、走りながら食べ辛そうだったので、今回は見送った。

【ハーフ通過】 1時間37分25秒(@4'37)

1時間41分かけても良い予定だったので、ちょっと速すぎか、と思った。今日は、速く走る必要は全然ないのだ。距離に対して、余裕を持って走り切ることが目的なのだ。そう自分自身に言い聞かせた。

この辺りで、カフェイン入りのショッツを投入。ペースに余裕があるので、頭も冷静に機能している。

(やっぱり、22km地点の距離が少しおかしいような…。)

折り返してからは、追い風に変わったことで、風の存在を感じなくなった。
要するに、暑いのだ。

前を行く選手の背中ををペースメーカにし、しばらくリラックスしていたのだが、対向車線の往路ランナーとエール交換するたびに彼のペースが上がっていたようで、知らないうちに自分のペースも再び上がり始めていた。

反対車線は、かなり選手が密集しているようだった。ちょうど、青梅マラソンの折返し後の光景に似ている。スタートブロック別のゼッケンのアルファベットがB,C,D,… と段々進んでいくにつれ、混雑の度合いも増していく。

O田さんの姿を探して、中央寄りをキョロキョロしながら走っていたが、ついに見つけられなかった。4時間ペースメーカーは発見したんだけどな。

【25km地点】22'51(@4'34)

20~30kmの区間は、力を抜いて走っていたので、意外とあっさり過ぎて行った。ペースを死守する縛りがないって、こんなに気楽なんだ、と実感していた。1km毎の距離表示が、面白いように過ぎていく。今まで、あまりこういう経験はなかったな。

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相変わらず、暑さによる喉の渇きは、給水所の間隔とギリギリ同じであり、スポドリを飲みながら、首筋や腿に水をぶっかけ、残った水で顔の汗を洗い流す状態が続いている。

さて、30kmを過ぎると、今シーズンの距離走メニューの最長距離に到達である。
ここまでは極めて順調に推移してきたが、問題はこの先どうなるか、だ。

【30km地点】23'16(@4'39)  2時間18分36秒(@4'37)

序盤に見かけた元気の良い選手が、失速している姿を多く見かけるようになってきた。

が、このコースの最大の難所は、35km過ぎに現われるのだ。そこまで脚を残しておかなければならない。
もうそれほど元気が余っている状態ではないが、かと言って、深刻な状態というわけでもない。
先行ランナーを追い抜く、という意識はほとんどないものの、適当な選手をペースメーカーに見立てて、漂うように淡々と進んでいく。

33km手前の給水所で、最後のショッツを摂取。これもカフェイン入りの奴。おかげで、今日は最後まで頭がちゃんと働いてた(ような気がする)。

さて、少し賑やかなエリアを抜けると、いよいよ前方にボスキャラの登場である。
35km手前の給水所で、最後の一手、ベスパハイパーを投入し、臨戦態勢に入った。

【35km地点】24'07(@4'49)

フィニッシュ地点は、ポートアイランドにある。その島に渡るためには、自動車専用道路(浜出バイパス)を通らなければならない。
そのバイパスの登り傾斜が35km過ぎから始まるのだ。
ただでさえ、「35kmの壁」と呼ばれる最もきついこの地点に、最大の難所を配置するコースレイアウト。明らかに人類への挑戦である。
恐るべし、神戸マラソン!bomb

B_updown2

04_35k

が、実際に登り始めてみると、それなりの登り坂ではあるものの、走れないわけではない。ペースダウンは必至だが、ストライドを狭めて前傾と腕振りで愚直に進めば、なんとか攻略できそうだ。途中、歩いているランナーも数名いたが、意外に距離が短く(数百メートル?)、あっけなく攻略完了~。何だよ、拍子抜けだな、こりゃ。

で、ルンルン気分で、しばらく平坦になったバイパスをトコトコ走る。
やがて、下り勾配になって、「このままアイランド上陸か」と期待を持たせておいて、いきなり第二波の奇襲攻撃を受ける。

げ、また登りが始まっちゃったぜ、ベイベー。bearing

ところがどっこい、このバイパス区間、鞭だけじゃなく、ちゃんと飴も用意されていて!

笑顔の素敵なお嬢さんたちが、10m間隔くらいに両サイドに配置されてて、「あと少しで~す」「頑張ってくださ~い」と口々に応援してくれるのだった。heart04
天晴れだ、神戸マラソン!shine

私めが、満面の笑みで、「ありがとう!」と手を振りながら、この区間を颯爽と駆け抜けたことは言うまでもない。国内の全レースで、このシステム採用してくんないかな…。
(ところどころ、痙攣を起こして走れなくなったランナーが、道路の両側でストレッチしてたけどね)

05_bridge

37km過ぎの給水所でバナナを一片口に放り込み、さて、正真正銘、アイランド上陸に向けての最後の下り勾配に入った。
足首に負担をかけないように、ペースを抑えて柔らかく下った。

やけに出現頻度の多くなったカメラマンさん達に一応Vサインを出しながら、アップダウン攻撃でかなり重くなり始めた脚を無機的に振り出し、前進する。

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が、ポートアイランド上陸後も、すんなりとはゴールさせてもらえるわけもなく、折返したり、相変わらず風の強い沿岸部を迂回したり、とグルグル市中引回され、ようやく40km地点まで辿り着いた。

【40km地点】24'30(@4'54)  3時間7分14秒(@4'41)

Kobe_route3

07_tower

しつこいようだが、今日は距離走なので、ラストスパートなんかはするつもりなし。
というか、正直言って、もう結構脚に来始めていた。一瞬、痙攣しそうになって、ペースダウンしたくらい。

この辺りになって、ようやく、「ああ、今日は3時間20分は切りそうだな…」と、設定ペースのクリアを確信。現時点での距離走としては、満足して良い内容だった。

さて、フィニッシュラインへ向けて、最後の直線に入った。
肉眼では、なかなかゴ-ルゲートが認識できない。
これまでのペースを維持することだけ考えて、淡々と前に進む。

やがて、「FINISH」の看板が遠くに確認できた。大勢の歓声も聞こえ始めた。
最後の200mくらいは、コース両側がびっしりと応援席になっていて、地元の中学生かな、大声で声援を送ってくれた。
ゴール手前で路肩に進路を変更し、その中学生諸君とハイタッチしながら、フィニッシュラインを通過。久しぶりのフルマラソンだったが、最後まで気持ちが切れなくて良かった。

【Finish地点】10'40(@4'52)   3時間17分54秒(@4'41)

いくら余裕のあるペースとは言え、やっぱりフルマラソンは消耗する…。でも、達成感も格別だ。

08_fin_2

さて、来週は、42km距離走第2弾、「つくばマラソン」である。
自分の中では、「距離走」のペースは、レースペース+30秒程度までと考えている。従って、つくばも、無理のないペースで淡々と走り、距離に対する耐性を蓄積することが目的となる。
12月中旬までは、そんな感じの「走り込み期」を継続し、後半からスピード練習のフェーズに移行する予定だ。
天気予報に、ちらほらと雪ダルマが登場し始めてきた。来月からは、そろそろジムトレの準備が必要かも知れない。

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コメント

うさ吉さん、お久しぶりです。
来週、つくばでお会いできるのをたのしみにしています。


ぎっぺさん、ご無沙汰しております。
私の皮算用では、ぎっぺさん22km通過辺りで右側に視線をチラと移すと、私がVサインを出しながら手を振っている展開になるかと思われます。
お天気は問題なさそうですね。よろしくお願いします。

神戸、私も参加してましたが、タイムが違いすぎるので、ニアミスもなく残念でした!
この時期にしては暑すぎるくらいでしたが、ま、お天気もよく、概ね楽しい大会でしたね。距離表示はちょっと???な場所はありましたけど。

例のたこ飯のお握り、美味しかったですよ~♪ ご飯類を食べるつもりはなかったのに、つい無意識に手が出てました。(笑)
神戸スィーツもちゃんと頂いてました♪
そんなんやってるから、自己ベストにはほど遠い。(泣)

でも最近、自分に甘くて、30k以上の距離走練習がイヤでたまらないので、止むを得ず、フルにはフル大会で強制的に練習するようにしてます。
効果あるかしら。。。

とはいっても、フルはやっぱりきちんきちんと計画的に練習を積み重ねないと自己ベストって難しいですね。うさ吉さん見習わなくては!

runrunさん、お疲れ様でした。
はじめての神戸マラソン、かなり楽しんで走れましたが、やっぱり たこ飯には未だに後ろ髪引かれる思いが…。(^-^;
今回、エイドでお世話になったのは、神戸スイーツを何気なくひとつ、みかん半分、バナナ一口くらいでしたかね~。

今シーズンは、自分も、もっぱらレースを使っての長距離練習となっています。一人で走るより、真剣味も違うし、同じペースでも楽に感じますよね。

これからのハイシーズン、寒さに負けずに頑張っていきましょう!(と、半分は自分向けですが…)

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