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来た、見た、勝田

ひそやかに勝田に出没して来た。

1月中旬の時点で、勝負レースどころの状況ではなくなっていたので、予約済の新幹線と特急をキャンセルし、弐号さん専属運転手として車で行くことに決定。(←交通費が天と地なので…)

ところが、ここまでの2週間以上、歩くことしか出来なかったのが、3日前になって、辛うじてゆっくり走れるようになった。(8分ペースで10kmほどだけど…)
さらに、金曜日の夜には、7分ペースで12Km走れるところまで回復。
この時点で、レースに出る出ないは別として、当日、雪のない勝田で自主練習することだけは確定した。
急遽、制限時間や関門閉鎖時刻、交通規制解除時刻等を真剣に調べ始めた。

7分ペースで20km程度なら、たぶん大丈夫だろうと思っていたのだが、もしそのままのペースで完走してしまうと5時間もかかって、弐号を随分待たせてしまうことになる。
コース図とにらめっこし、25Km過ぎの跨線橋を渡りきったところでリタイアして、そのままゴール地点まで直進すれば、合計30km程度、3時間半で戻って来られるな、などと皮算用に余念がなかった。

で、当日。
携帯電話やコース図、万一の場合のタクシー代をボトルポーチに忍ばせ、寒風に負けない防寒スタイルで出場。

今回の服装は、こんな感じ。
長袖ファイントラックアンダーの上に、ロングジップシャツ、さらにソフトシェルを被って、その上からナンバーカードを付けたシングレットを着込む。
頭には、ニットのヘッドバンド(イヤーウォーマ兼用)、首にはネックウォーマー。
手袋は、薄手のランニンググローブの上に、ウィンドストッパーグローブを重ねる。
下は、CW-Xロングタイツに、トレランショーツ、ソックスは2枚重ね(足首は、ニューハレ2枚貼りテーピング)。シューズは、NIKEのルナグライドで衝撃吸収重視。

ウォーミングアップは室内で軽く体操とストレッチをしただけで、走ることは全くしなかった。
速く走るつもりがないので、筋温を上げること自体が必要ない。5kmくらいゆっくり走っていれば、必要な分だけ身体も温まってくるはずだ。

スタート位置「4時間以降(「完走目指して頑張りましょう」のプラカード)」付近に整列したが、ざっと見回した限りでは、自分が一番厚着だった。

10時半スタート(の号砲が鳴った)。
でも、隊列は微動だにしない。
スタート地点を通過するまでに4分以上かかったが、全く気にならない。周りの選手と談笑しながらテクテク歩く。

大混雑の表通りをのんびりペースで進み、昭和通りへ右折すると、遥か前方まで人の波で埋め尽くされていた。かなり新鮮な光景。お祭り気分だ。

汗をかかない程度のLSDペースで入ったものの、周囲の流れに乗っているうちに、6分半~6分くらいの巡航速度に落ち着いてきた。
直射日光を受けて、かなり体感温度が高くなり、どこかでシェルを脱ごうかと迷いながら、とりあえず片手だけオーバーグローブを外して体温調整。

5km通過: 33'45"(@6'45)。スタートロスが4分以上あったので、実質的には6分をわずかに切るくらいのペースだ。足首に違和感はないので、そのまま進むことに。

このところ、風邪気味だったことや、移動中の車内や室内の空調の関係で喉の乾燥を防ぎたかったので、前日からスタート直前まで、ずっと継続的に水分補給をチビチビやっていた。
そんな伏線もあり、最初のトイレに寄ろうかとも思ったものの、長蛇の列で諦めてスルー。

V字カーブ直後の最初の給水所は、猛烈な混み具合だった。参加人数に対して、給水テーブルが小さく、その間隔も狭いので、一挙にランナーが群がる感じだった。

ゆっくりペースでの参加を決めた時点で、なんとなくこういうシチュエーションは予想していたので、自前の給水ボトルに300ccの薄めたスポーツドリンクを携帯している。センターライン方向に寄って混雑を回避し、マイペースで淡々と。

ここからしばらく向かい風を受けながら国道245号を北上する。道幅は広がったものの、普段のレースではお目にかかることの無い密集状態だ。

身体が温まってきたこともあり、あと少しだけペースアップしたほうが楽に走れそうに思い、センターライン寄りの隙間を使って、少しずつ前に出た。

ところどころに「あと1km先トイレあり」の看板があるのだが、空き地や駐車場で立小便をする男性ランナーの集団が目立つようになってきた。
トイレがないならまだしも、あと1Km先にあるってわかってるのに…。
列に並んだとしても、ほんの数分だと思うのだけど…。そんなにシビアな競技レベルではないと思うのだけど…。(競技者でもダメだけどね)
市民ランナーの、ささやかな矜持として、「ズルしない」「割り込まない」「立小便しない」くらいは守りたいものだ。

10km通過: 26'56"(@5'26)

原子力科学館手前の登り坂で、周囲のペースが格段に遅くなった。自分としては、イーブンペースで走り続けたほうが足首が安心なので、ペースを落としたくない。必然的に前に出たいのだが、道幅が狭くなってきて前方を塞がれている。そんなジレンマを感じながらも、後ろから来た白バイを露払い代わりに活用するなどして、大集団の梯子をしながらトコトコ進み続けた。

15km通過: 24'40"(@4'56)

1月末の勝田は寒い。気温も低いし、風が冷たい。日中の気温は、河口湖マラソン以下だ。
わかっているのに、ついついスポンジに手を伸ばしてしまい、手袋の指先を濡らして後悔する羽目に…。(冬マラソンで、こんなにスポンジ需要があるのかな?)
…かと思うと、日が当たると急に暑く感じて、額から汗がダラダラ流れるのでヘッドバンドを外して右手に巻きつけてみたり。(←厚着し過ぎ)

沿道の私設エイドの数が増えてきた。勝田の皆さんは、飴やバナナを手渡してくれる要領がとても上手だ。
チョコレートや飴玉を口の中で転がしながら、集団を風除けに使いつつ、浮世の渡り鳥状態が続く。

20km通過: 23'49(@4'46)

勝田のコースは、アップダウンが多い。今回の自分の周辺のランナーは、その起伏に影響される人が多かった。
下りになると頑張って、登りになるとシオシオのパー。
で、自分は全くの正反対。足首への負担を極力抑えたいので、下りではストライドを狭めて身体の真下で着地するイメージ。そして、着地の瞬間に衝撃を後方へ流す、「抜き足」動作で。推進力は重力任せだ。
一方、登りや向かい風は、少しだけ頑張ってグイグイと腕を振り、このところの鬱憤を晴らしてみせたりした。

中間点通過: 1時間53分47秒(1時間49分33秒)

ここまでラップタイムは余り気にしてなかったが、ハーフ通過時は、しっかりと確認。
当初の予想と比べて、意外に走れていることに驚いた。(でも、まだ半分)

25km通過: 23'20(@4'40)

25km地点を左折し、跨線橋に差し掛かる。
ゴールの石川運動公園へショートカットするなら、ここでリタイアしなければならない。
残り17Km。距離に不安はあるが、この5Kmは5分を切るペースで走れている。足首に違和感もない。6分程度まで落とせば、最後まで走りきれるだろう。
あと100分かけても、4時間はかからない。それほど弐号を待たせることもなさそうだ。

跨線橋を下りきって、そのまま直進した。
ただ、ここからは、明日以降のことを考え、緩やかにペースを落としていくことに決めた。
このペースで25km地点を走れていること自体が夢じゃないかと思ってたくらいだから…。

工業団地エリアに入った。ここでも、私設エイドや沿道の応援に励ましてもらった。
流石に、疲労を感じるようになってきた。3週間のブランクは伊達じゃない。

前日までは、「レースに出たら、西原公民館でうどん食べよ~」と楽しみにしていたのだが、想定外に足が長持ちしているので、このまま走り続けることにした。
30km地点が近づくにつれて、昨年の記憶が甦り、「ゆっくりでもいいから最後まで走らなきゃ」と思い直したのだ。

30km通過: 24'31(@4'54)

周囲のランナーが、一頃よりも増えてきたようだ。たぶん、3時間半狙いから失速してきた選手に追いついたのだろう。
住宅街に差し掛かる辺りで、右手の公園にトイレを発見。数人しか並んでいないようだったので、迷わず立ち寄った。
1分半ほどロスがあったが、これでホッとした。気持ちの余裕が広がった。

ここからは、気持ちよく最後まで走り切ることだけを考え、周囲と同じペースで緩々と進んだ。
私設エイドでホットコーヒーを頂いたり、貰ったバナナが真っ黒で食べられなかったりしながら、走れることを純粋に楽しんだ。

35km通過: 29'07(@5'49)

去年、猫を抱かしてくれたお婆ちゃんの姿を探してみたものの、みつからず。
時々、スパートに転じるランナーに抜かれたりしながら、なんとか大通りに合流できた。
ここまで来ると、流石に余裕はない。
ペースを上げる気持ちもないくせに、「早く終わらないかな…」と都合の良いことを考えている。

ペースアップしないが、ペースダウンもしていないはずだ、と胸を張ってみたり。(誰も見てないけど)

40km通過: 27'45(@5'33)

ようやく最後の点滅信号を過ぎた。
気が付くと、周りの選手の数が減っていた。
みんな、ラストスパートして行ったのか、それとも後方を歩いているのか、よくわからない。(たぶん前者だろう)

運動公園に近づいた。
声援が大きくなったが、相変わらず同じペースのままグランドに足を踏み入れた。

前方にほとんど選手の姿がない。(ような気がしただけかも)

右端を、二人連れの若者が足を引きずりながら歩いている。
その脇を抜けてゴールしようとした瞬間、その若者が万歳しながら走り出したようで、いきなり拳で頭を殴られた…。
最後がコレかよ。 (←ゴール写真が楽しみだ)

Finish: 12'08(@5'32)

ネット:3:41:47 (@5'15)
    (1:49:33 - 1:52:14)

疲労困憊でゴール。駐車場で弐号と合流し、4時間で交通規制が解除されるので、そのまま車で日帰り湯へ直行。
入口で、須坂組のHARAさん、G藤さんらと偶然遭遇した。

その後、3日間ほど激しい筋肉痛(とくに大腿四頭筋)に苦しむことになるのだが、幸い、足首に異常はない。

さて、辛うじてトレーニング再開の目処は立ってきたが、これまでのトレーニング計画はご破算になってしまった。
秋からの積み重ねが、この3週間のブランクで水泡に帰したってことになる。
本番まで、わずか2ヶ月足らずであるが、補正メニューを早く完成させて、諦めずにしぶとく粘りたい。

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            (   4'14)  loss
5k 29'31 (  33'45) @5'54
10k 26'56 (1H00'41) @5'23
15k 24'40 (1H25'21) @4'56
20k 23'49 (1H49'10) @4'46
25k 23'20 (2H12'30) @4'40
30k 24'31 (2H37'01) @4'54
35k 29'07 (3H06'08) @5'49   (トイレ並んだ)
40k 27'45 (3H33'53) @5'33
Fin 12'08 (3H46'01) @5'32

Net: 3H41'47(@5'15)

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コメント

VENI·VIDI·VICI,
うちも早くそうならないかと鬱々の日々でございます。

早く春告鳥が来るといいですね。
祝杯には便乗しますよ~。

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